今回は「ノミ」のトラブルに関してです。
ノミは、吸血すること以外にも色々なトラブルを起こします。今回はそんな「ノミ」についてお話します。
ノミについて
ノミは体長が約1〜3mmで褐色の色をしています。
犬やネコに寄生しているのはほとんどが「ネコノミ」と呼ばれるノミです。ノミは動き回り犬猫は毛で覆われているのでじつは肉眼で確認するのは難しいです。
しかし、ノミに寄生されている子は毛をかき分けたときに黒い粉が皮膚にある場合があります。これはノミの「フン」で、湿らせたティッシュで潰すと赤茶色ににじみます。これはノミが寄生している証拠になります。
ノミに寄生されると?
ノミに寄生され吸血されるとさまざまな症状がでるといわれています。
・貧血(特に子犬、子猫の場合)
・皮膚のかゆみ、アレルギー性皮膚炎
・寄生虫や病気の媒介
→瓜実条虫、猫ひっかき病など
駆除の仕方
ノミが寄生してしまった場合は、ノミの成虫だけでなく、周りの環境に存在する幼虫と卵も駆除をしなくてはいけません。
体に寄生しているノミに対しては、駆虫薬を使用します。滴下するものやおやつタイプなどいろいろな種類があるので相談してください。
環境中のノミにかんしてはカーペットなどを洗濯し、ワンちゃんたちのいるエリアに掃除機をかけたりする必要があります。卵は孵化してしまうと繰り返し寄生がおこってしまうので念入りに掃除を繰り返す必要があります。
ノミに関してこちらの記事でさらに詳しく記載していますのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ
ノミの成虫が1匹みつかると、周りには約1000匹の幼虫と卵がいるとされています。
大切なワンちゃん、ネコちゃんがノミに狙われてしまう前にしっかりと駆除・予防をしていくことが大切です。
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