今回は「ペットフードの種類」についてお話しします。
ワンちゃん、ネコちゃんに毎日あげる食品だからこそフードの役割を理解してあげましょう。
目的ごとの分類
1、総合栄養食
総合栄養食とはそのフードと水のみで健康が維持できるような栄養のバランスになっています。
パッケージに総合栄養食と書いていれば栄養バランスの良いフードを与えることができます。ちなみに、子犬・子猫、成犬・成猫、シニアなどライフステージが記載されているのでそちらも参考にしましょう。
2、間食
間食とはおやつのことです。与える量は1日あたりの摂取カロリーの10%が上限となっていますので、あげすぎには気をつけましょう。
3、療法食
病気の子むけの子に対して治療補助を行うためのフードです。腎臓のケア、尿石症、アレルギー、消化器疾患など様々な病気に対してのフードがあります。獣医師の指導のもとで適切に食事管理をしていく必要があります。
4、その他の目的食
「一般食」、「副食」、「栄養補完食」、「動物用栄養補助食」などの記載がある嗜好性を高めたり、特定の栄養を調整する目的の食事です。
ラベルの意味
ラベルにはペットフード安全法で全ての添加物を含めた原材料名を記載する義務があります。
また、使用料が多い順に記載するように定められています。
ちなみに、原材料が内容物の5%以上を占めている場合は絵や写真、商品名に表示することができます。「〜チキン」と記載されている場合にはフードにはチキンが5%以上、「チキン風味」「チキンフレーバー」などには5%以上含まれていない可能性が高いです。
添加物
一般的に添加物には次のようなものがあります。
1、ビタミン・ミネラル
2、甘味料、香料、着色料、発色剤
3、保存料、酸化防止剤
添加物はフードの品質や、栄養基準を保つためなど必要になってきます。
しかし、最近は無添加のものも販売されているので調べてみてはいかがでしょうか?
フードについてはこちらの記事でさらに詳しく記載しています。
まとめ
ワンちゃんネコちゃんが毎日口にするフードについて、少し知っていただけたでしょうか?
これからのペットフード選びの時にぜひお役立ていただければと思います。
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