デンタルケアはワンちゃんのイメージが強いと思いますが、猫ちゃんにとっても大変重要です。

猫ちゃんが嫌がってなかなかさせてくれない、チャレンジしたけど上手くいかないなど難しい部分も多いと思います。

猫ちゃんのお口について知り、少しづつデンタルケアを始めましょう。

猫の口の中の環境は？

猫ちゃんの口の中の特徴として

・口の中はアルカリ性に傾いている

・アミラーゼという酵素の働きが少ないため、糖質が少ない（アミラーゼが食べ物を分解して糖質を作ります）

・歯の形が尖っていて、人のように虫歯の原因菌が溜まりにくい。

これらのことから「虫歯になりにくい」と言われています。

しかし、猫の口の中はアルカリ性であるために歯石ができやすいとされており、人とは違い虫歯よりも「歯周病」が猫ちゃんにとって重要な疾患になります。

歯垢から歯周病に？

歯周病とは歯垢(プラーク）により炎症が起こり歯肉や骨などに炎症が起きている病気です。

歯周病は心臓病や肝臓病、腎臓病などといった他の全身の病気を引き起こす原因にもなると言われています。歯周病では、口臭、歯石、歯肉の腫れや赤み、歯肉の出血、歯肉の退縮、歯が抜ける、歯がぐらつく、痛みによる食欲低下、涎、くしゃみ、鼻水、顔（目の下や頬）の腫れや自壊などが見られます。

デンタルケアの方法

歯磨きは歯石になってしまう前に歯垢を落とすというために必要になってきます。

1、口や歯を触ってみる

2、歯磨きシートを使ってみる

3、歯ブラシに挑戦する

この順番で徐々に歯磨きに慣らしてみましょう。

猫ちゃんが嫌がったらすぐに辞める、無理やりさせないというのが大切になってきます。

まとめ

デンタルケアは、嫌がっているところに無理やりしようとすると、どんどん非協力的になってしまいます。ネコちゃんもご家族も楽しく続けられるようなデンタルケアをすることでさらに絆が深まり、ネコちゃんが健康でいられる、それが一番大切だと考えています。

その子その子に合ったケアを一緒に探していきのが大切です。

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