ワンちゃん、猫ちゃんの咳について

今回はワンちゃん、ネコちゃんの咳についてです。咳は異物に対して起こる防御反応で、生理現象でしている咳もあれば、病気が関連して咳をしていることもあります。

今回は、咳がでる病気にはどんなものがあって、どんな咳なら病院に連れて行くべきかについてお話します。

くしゃみ、逆くしゃみの違い

咳だと思っても実は咳ではなかったということもよくあります。咳とよく間違えられるくしゃみ、逆くしゃみの見分け方についてまずお話します。

くしゃみ

くしゃみはする瞬間に頭を振ります。咳の時には頭を振りません。

逆くしゃみ

逆くしゃみとは、鼻から連続して勢いよく空気を吸い込む呼吸であり、首を伸ばした状態でグーグーと鼻の奥から音が鳴ります。逆くしゃみの特徴は、口を閉じていて、グーグーという音が息を吸っているときに鳴ります。

咳が出る病気

呼吸器系の疾患がある・・喉頭麻痺、気管支炎、肺炎、気管虚脱、異物、腫瘍など

心臓の疾患がある・・慢性心不全 など

緊急性がある咳は?

咳をしだしてから、2,3日様子をみても治まらない、咳をしてなかなか寝付けないなど、ワンちゃんネコちゃんの生活に支障がでているかも…と感じる場合は受診をおすすめします。

また咳以外に

  • 舌や唇が紫になっている
  • 咳と一緒に血を吐いた
  • 食欲がない、ぐったりしている

などといった症状が見られる場合はなるべく早く動物病院へ連れていきましょう。

まとめ

ワンちゃん、ネコちゃんが咳をした場合にはその動画を撮影しておいてもらえると、診断の助けとなることが多いです。

「最近咳が多い気がする。。」気のせいかな?という程度でも、気になることがあればいつでも相談してください。

こちらの記事で更に詳しく記載しています。ぜひご参考ください。


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