人間と同じように動物にもいろいろな眼の病気があり、今回お話するのは“ドライアイ”についてです。
ドライアイとは?
ドライアイとは、涙の質や量が変わることで、目の表面に障害がでる病気です。
ドライアイの中でも、涙が減ってしまうタイプのドライアイを通称 “乾性角結膜炎”といい、犬ではよく見られる疾患です。
涙の膜は、
1、水分の蒸発を防ぐ『油層』
2、水分とその水分を目の表面に引っ付けるのりから成る『液層』
の2層構造で成り立っています。乾性角結膜炎はこの2の涙の量が少なくなったり、涙の質の異常で眼の表面が乾いたりすることにより、角膜や結膜に炎症が起きてしまうことを言います。
ドライアイが起こる原因は?
- 慢性眼瞼結膜炎
- 生まれつきの涙腺低形成
- 感染症
- 薬剤
- 自己免疫
- 神経の異常
- 内分泌疾患
- 加齢
- 外科手術後の合併症
などがあります。
まとめ
ワンちゃんネコちゃんは眼に痒みや傷があると、気にして足で掻いたり壁にこすり付けることがあり、そういった行動で短時間のうちにあっという間に悪化することがあります。あれ?少し目を気にしている?充血してるかも、などの異変に気が付いた場合は、お早めに来院されることをおすすめします。
こちらの記事で更に詳しく記載しています。ぜひご参考ください。
荻窪桃井どうぶつ病院/杉並動物循環器クリニックでは、公式ライン・インスタグラムにて飼い主さん向けの情報を発信しています。