ウサギの「不正咬合」とは?

ウサギの歯が伸びすぎて食事が食べれなくなる病気が不正咬合です。ウサギには一般的に発生しますのでぜひ知っておきましょう。

不正咬合の症状は?

  • 食欲不振
  • 常に口をモゴモゴする
  • よだれが多くなる
  • 涙目になる
  • 重症の場合は眼球突出や顔が腫れ上がる

歯が長く伸びると食事が食べにくくなり、食欲不振になります。歯が牙のように長く伸びていたり、反対に短くなっていることもあります。
奥歯は伸びると縁が尖って頬の粘膜や舌を傷つけ、ヨダレが多くなり、常に口をモゴモゴさせています。

さらにウサギの歯は先端が伸びるだけでなく、歯茎に埋まっている根っこ(歯根)も伸びることが特徴です。上顎の前歯の根っこが伸びると涙の排泄管である鼻涙管を圧迫し、涙目になったり、眼球が突出します。歯根は感染を受けることが多く、歯根膿瘍が発生するとウサギの顔や顎が腫れあがります。

検査方法は?

まずは前歯と奥歯をそのまま見て、歯が長いのか?奥歯が尖っているのか?を確認します。そして、レントゲン検査を受けて歯の全体の確認をします。

不正咬合の治療は?

長い前歯をカットしていきます。奥歯が尖っている場合は、大半は麻酔をかけて削る必要があります。歯根膿瘍などを起こしている場合は抜歯をしなければならないこともあります。

予防法はある?

「食事を食べて、顎をよく回転させながら動かして歯を適度な力で摩耗させることができる牧草をより与えるようにする」

です。ペレットよりも牧草を多く与えるようにしましょう。また、定期的な動物病院への検診も大切です。最近口周りの調子がおかしいな?と感じた場合はすぐに受診してください。

こちらの記事で更に詳しく記載しています。ぜひご参考ください。


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