SFTS (重症熱性血小板減少症候群)について

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、犬や猫、そして人にも感染するウイルス感染症です。

最近、ニュースなどでも目にすることが増えてきたこの病気ですが、実は感染すると命に関わることもあります。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは?

マダニがこのウイルスを運び、そのマダニに噛まれることで感染します。人にも感染し、西日本での発生が特に多く、致死率が高く非常に危険な感染症です。

出典:国立感染症研究所HP

感染経路は?

・マダニに噛まれることで感染

・感染した犬や猫のよだれ、血液などから人にうつる可能性も

マダニは草むらや公園などに潜んでいます。お散歩など、お外で過ごす時間があるワンちゃんネコちゃんは特に要注意です。

犬猫にうつると出る症状は?

  • 突然の元気消失・ぐったり
  • 高い発熱
  • 嘔吐や下痢などの消化器症状
  • 血小板や白血球の減少
  • 黄疸(白目や皮膚などが黄色くなる)

発症した場合、人と動物では似たような症状がみられます。犬は人よりも軽症ですが、猫は重篤化しやすく、致死率は6割を超えるともいわれています。

予防方法は?

動物だけでなく、私たち人間にも危険が及ぶ可能性がありますので、マダニに噛まれないよう、普段からしっかりと対策しましょう。

・駆虫薬で定期的に予防する

・マダニがついているのを見つけたらすぐに動物病院へ


まとめ

ワンちゃんネコちゃんのマダニ対策は、ワンちゃんネコちゃんを守ると同時に、ご家族の身を多くの感染症から守ることにも繋がるため、是非予防してあげてください。駆虫薬には色々な種類があるため、ぜひ一度相談にきてください。


詳しい内容はこちらで紹介しています。ぜひ参考にしていただけたれと思います。


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