シニア期のお世話のコツについて

ワンちゃんネコちゃんの平均寿命は、ここ10年で約1歳もアップし、今では犬14.1歳、猫14.4歳といわれています。

今回はシニア期(7歳以降)のお世話のポイントをお話しします。

シニア期には見た目ではわからない変化を見逃さないようにしましょう

滑らない床マットや、キャットタワーの見なおし、高さのある食器台に替えて、体の負担を減らすようにしましょう。
また、健康診断は年1回 → 年2回に変えて病気の早期発見を心がけましょう。

動きがゆっくりになってきたと感じたら

なるべく、“自分の足で動ける時間”を大切にしましょう。無理のない範囲で体と頭を使うようにしましょう。

具体的には

  • 散歩やキャットタワーでの運動を続けて体力を維持する
  • もし視力が落ちてきたら、家具の配置やお散歩コースは変えないように
  • 猫の腎臓ケアには、水器を増やす+ウェットフードで水分をしっかりとらせる


などです。またこれらの行動の変化は、老いによって行動が変化した可能性もありますが、何か病気が潜んでいるケースもあるので注意しましょう。

介護が必要な場合

寝たきりや夜鳴きなど、サポートが必要な場面が増えてきたら

  • 排泄トラブルがある場合、動物用おむつの使用やトイレ位置を見直してみる
  • 寝たきりになってきたら床ずれ防止クッションと体位変換で痛みを最小限にする
  • 夜鳴きや徘徊は、サプリメントや薬でラクになる場合もある

正しくサポートしてあげることで痛みや不安を和らげ、ご家族の寝不足や心労も減らしましょう。

まとめ

人間よりも速いスピードで年をとっていくワンちゃんねこちゃんたちですが、生活習慣や日頃のケアへの気配りで、老化による体調変化のスピードをゆるめたり、健康トラブルを未然に防ぐことは可能です。
シニア期に入り何か不安なことがあればいつでも相談してください。

詳しい内容はこちらで紹介しています。ぜひ参考にしていただけたれと思います。


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