がんが見つかったワンちゃんネコちゃんを支え、共に闘おうとするご家族のお力になれるような情報を今回はご紹介できたらと思います。
ご飯
獣医師から特別指示がない場合、食事内容やあげ方を変える必要はありません。
- 食欲がない、口にしたがらない
- 選り好みが強くなった
- 吐き戻しをするようになった、増えた
などの変化があった場合には注意しましょう。特に、ご飯と一緒に抗がん剤などの治療薬を与えていて、その後吐いてしまった時には要注意です。吐いたタイミングやお薬の種類によって、追加で新しく与えるべきか変わりますので、必ず獣医師に確認しましょう。
トイレ
トイレの場所や数なども大きく変える必要はなく、今まで通りのタイミングでお外へ連れて行きましょう。
- おしっこの回数が変わった
- おしっこの色や匂いが変わった
- うんちが軟らかくなった、下痢をするようになった
- おしっこやうんちに血が混じるようになった
などの変化があった場合には注意しましょう。抗がん剤治療を受けているワンちゃんネコちゃんは投与後2〜3日間は嘔吐物や排泄物(おしっこやうんち)に抗がん剤の成分が含まれているので取扱には注意しましょう。
散歩や運動
特に指示がなければ、特別制限する必要はありません。ただ、皮膚にしこりができている場合や手術を受けている場合は、他のワンちゃんネコちゃんとの過度な接触は避けましょう。
お風呂やトリミング
体調をよく観察しながらであれば、お風呂に入れてあげること、トリミングを受けさせてあげることも可能です。ペットサロンなどでトリミングをお願いする場合は、どこにガンが見つかったのか、どんな治療を行っているのかなどを伝えるようにしましょう。
ベッド
がんの治療とともにワンちゃんネコちゃんの身体が弱ってくると床ずれ(褥瘡とも言います)が生じやすくなります。寝返りを打てないワンちゃんネコちゃんは数時間ごとに姿勢を入れ替えてあげるようにしましょう。
まとめ
ワンちゃんネコちゃんにがんが見つかったとしても、今までしていたことやできていたことを出来るだけ維持してあげましょう。
何か心配なことがあればいつでも相談してください。
こちらの記事で更に詳しく記載しています。ぜひご参考ください。
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