【猫向け】秋の健康診断キャンペーン|2025年10~11月

「うちの子は家から出ないし、健康診断は必要ないんじゃない?」
そう思っている飼い主さんもいるかもしれません。
でも、猫は病気を隠すのがとても上手です。普段と変わらないように見えても、病気のサインが潜んでいることは少なくありません

健康診断を受けた猫ちゃんの85%に何らかの異常が見つかっているという報告もあります
元気なうちから体の状態を把握しておくことが、愛猫との幸せな毎日を守る一番の秘訣です。

 

なぜ、健康診断が大切なの?


1. 早期発見で、治療の選択肢が広がる

もしも病気が見つかっても、早期であればあるほど、治療の選択肢が広がります 。

  • 完治を目指せる病気が多い
  • 動物自身の体への負担が少ない治療法を選べる

完治が難しい病気であっても、早く治療を始めることで進行を穏やかにし、愛猫が穏やかな時間を長く過ごせる可能性がぐっと高まります 。

2. 「オーダーメイドのカルテ」で未来の愛猫を救う

健康診断の最大のメリットは、健康な時のデータを記録できることです。
その子本来の「正常値」を把握しておくことで 、将来もし体調を崩した時に、そのデータと比較して迅速かつ正確な診断につなげることができます。
これは、未来の愛犬を救うための「オーダーメイドのカルテ」を今から作っておくことと同じです。

 

健康診断の検査項目に込められた思い


1. 見た目ではわからない病気の早期発見

猫に多い「肥大型心筋症」という病気は、心臓の筋肉が厚くなってしまう病気です
見た目は元気でも、症状がほとんどないまま静かに進行し
、ある日突然、呼吸困難や後ろ足の麻痺などを引き起こすことがあります

「NT-proBNP」という血液検査では、心臓に負担がかかると血液中で上昇する物質を測ることができ 、心臓病の兆候をいち早く見つけられます。
健康診断のBコース以上に含まれている検査項目です。

2. 進行する前に知りたい、慢性腎臓病

猫に多いもう一つの病気が「慢性腎臓病」です
特に高齢の猫に多く、
15歳以上の81%が慢性腎臓病という報告もあります

一度壊れた腎臓の組織は元に戻すことができません
だからこそ、早く気づいて病気の進行を遅らせる治療を始めることが大切になります

当院では、血液検査の数値に異常が現れる前から腎臓のダメージを発見できる「尿中シスタチンB」検査 や、腎臓への負担を和らげる適切なタイミングを判断する「FGF-23」検査 など、新しい検査項目もご用意しています。
これらは健康診断のコースには含まれていませんが、オプションとして選択可能です。

3. レントゲンやエコー検査が愛猫の命を救う理由

健康診断のメニューを見て、「レントゲンやエコー検査まで必要なの?」と感じる飼い主さんもいるかもしれません。
でも、これらの画像診断は、猫ちゃんの体の「内側」の状態を知るための、とても大切な検査です。

■レントゲン検査

レントゲン検査では、骨や心臓、肺、気管、消化管などの様子を立体的に把握することができます。
これにより、骨折や関節の異常はもちろん、目には見えない腫瘍、肺炎、心臓の大きさの変化、異物誤飲などを発見することができます。
「うちの子、最近なんだか咳をするな…」 「食欲がないけど、吐きもしないし、何が原因だろう…」
レントゲン検査は、こうした飼い主さんの不安のヒントや、病気の正確な診断に繋がる重要な情報を与えてくれます。

■エコー検査

エコー検査は、超音波を使って内臓の状態をリアルタイムで確認できる検査です。
肝臓、腎臓、脾臓、膀胱、消化管などを、レントゲンでは見えにくい詳細な部分までチェックできます。
例えば、腎臓病の猫ちゃんでは、血液検査の数値に異常が現れる前から、腎臓の尿細管がダメージを受けていることがあります。
見た目は元気でも、腹部エコー検査で腎臓の形や状態を確認することで、病気の兆候を早期に発見できることがあります

レントゲンとエコー検査は、どちらか一方だけではなく、組み合わせて行うことで、より正確な診断が可能になります。
健康診断のプランには、これらの画像診断が含まれているコースもございます。
愛する家族のために、体の内側までしっかりチェックしてあげませんか?

 

健康診断プランのご案内


荻窪桃井どうぶつ病院では、猫ちゃんの健康状態や年齢に合わせて選べる4つの健康診断プランをご用意しています 。

Aコース:まずはお手軽に健康チェック

身体検査、血球検査、生化学検査、電解質

Bコース:基本的な検査をしっかり

Aコースの内容に加え、NT-proBNP(心臓検査)

Cコース:より詳しくチェックしたい方へ

年に1度はレントゲン検査を含む検査コースをおおすすめします。

Dコース:全身をくまなくチェックしたい方へ

7歳以上の中高齢の猫ちゃんに受けていただきたいコースです。

それぞれのコースの詳しい検査項目は、以下をご確認ください。


秋の期間限定価格:通常価格から最大8,910円OFF!
ウェルネス会員様は期間限定価格からさらに1,100円OFF!Dコースは2,200円OFF!

注意事項

  • 診察料は別途かかります。(初診の場合:カルテ登録料+660円)
  • Dプランは予約必須で、AM11時までのご来院で半日お預かりです。
  • 健康診断は保険適応外です。
  • 検査結果に影響する可能性があるため、8時間の絶食での来院をおすすめいたします。
  • 結果は後日来院いただいての説明か、またはメールいたします。

 

新しいオプション検査のご紹介


腎臓の状態をチェックする検査項目は多数あります。その中でも、新しい検査項目をご紹介します。

FGF-23

慢性腎臓病が進行すると食事のリン制限が必要ですが、早すぎる制限は筋肉量の低下を招きます。
この検査は、体内のリンバランスを調整するホルモンを測定し、リン管理を始めるべき最適なタイミングを判断する指標となります。
適切な時期の管理は、腎臓の負担を和らげ、健やかな生活を守るために重要です。

尿中シスタチンB

血液検査の数値に異常が現れる前から、腎臓の尿細管はダメージを受けていることがあります。
この検査は、尿中のタンパク質を測ることで、症状のない隠れた腎障害を早期に発見します。
見た目は元気でも体内で静かに進む病気を見つけ、手遅れになる前のケアにつなげることができます。

この秋、愛猫の健康を見つめ直す時間を作ってみませんか?
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