MEDICAL
ワンちゃん・ネコちゃんも私たちと同じように、毎日歯みがきをして歯周病予防などのケアをする必要があります。
とは言っても、歯みがきどころか口すら触らせてくれない子が多いのも事実です。
そこで、当院では「なるべく歯を残す」というコンセプトのもと、お口に触る練習や歯みがき指導などの日ごろのケアから治療まで、動物とご家族にとって最良の方針をご提案しています。
上記の症状に心当たりがある場合は
愛犬、愛猫が歯周病にかかっている可能性があります。
⻭周病とは「⻭の周りの病気」で、⻭の病気ではありません。歯みがきなどの日常ケアを行わなければ歯垢や歯石がたまり、歯周病の原因となる細菌が増殖して歯周病を引き起こします。
歯周病が進行すると、痛みでごはんが食べられないだけでなく、歯が抜け落ちたり、あごの骨が溶けて周囲に膿が溜まることもあります。特に小型犬ではあごの骨が折れてしまう事もあります。
それだけでなく、歯周病菌が血流にのって全身を巡り、心臓や腎臓など全身の臓器に影響を及ぼすこともあります。口腔内の環境を清潔に維持することは、他の病気にならないためにもとても大切です。

年1回、麻酔下での予防的歯科処置を行った犬猫と、そうでない犬猫を比べると、死亡リスクが約20%低下するとの報告があります。そのため、定期的な歯科検診や麻酔下の歯石除去をおすすめします。

麻酔をかけての歯科手術に不安を抱える飼い主様も多いと思います。その不安をできる限り和らげるように、手術前の説明からできる限り専門用語を使わず説明いたします。
当院では歯科手術前に必ず歯科レントゲン撮影を行い、より正確に口腔内の状態や顎の骨の状態をチェックします。パッと見では判断できない歯周病の進行をはっきり見ることができるため、適切な処置を行うことが可能となります。
麻酔を伴う治療では、当院の経験豊富な麻酔科認定医の獣医師の指導の下、最新の機器を用いることにより、手術リスクを最小限に抑えるための管理を行います。
歯科処置で治療が終わりではなく、ここからが本当のスタートです。手術で終わりと考える飼い主様も多いですが、再び歯石が付かないように毎日のデンタルケアが必要不可欠です。とは言っても歯みがきが難しいご家庭が多いと思いますので、デンタルケアのアドバイスもさせていただいております。
詳しくはこちらをご覧ください。
当院では「なるべく歯を残す」という考え方を大切にしています。歯周病が進行した状態になってからご来院される飼い主様も多いですが、この段階になるとどうしても抜歯する必要が出てきます。「なるべく歯を残す」ためにも、まだ歯周病が進行していない段階からのケアと定期な歯科検診によるモニタリングがとても重要です。
一見すると歯石の付着が軽度に見えると、飼い主様もつい「うちの子はまだ大丈夫!」と考えることが多いです。しかし、目に見えないだけで、歯周ポケット内には隠れた歯石や歯垢がこびりついていることも少なくありません。実は歯を支えている顎の骨が溶けていた…なんてこともあり、抜歯などの処置が必要になることもあります。歯がきれいに見えても、歯周病が進行していることも多々あります。そのため、「まだ大丈夫!」と油断せず、一度ご相談ください。
歯周病が進むと、歯科専用レントゲンにおいて以下のような骨融解が認められます。
歯周病が進むと、歯科専用レントゲンにおいて以下のような骨融解が認められます。
口腔内の細菌が血流に乗って心臓に達し、心内膜炎などを引き起こすことがあります。
同様に、細菌が腎臓に影響を与え、腎臓の機能不全を引き起こすリスクがあります。
歯周病の炎症は血糖値のコントロールを難しくし、糖尿病を悪化させる可能性があります。
毎日の歯磨きが最も効果的な予防策です。犬猫用の歯ブラシと歯磨き粉を使用し、優しく磨いてあげましょう。初めは嫌がるかもしれませんが、徐々に慣れさせることが大切です。
歯磨きが難しい場合は、デンタルガムやデンタルスプレーなどを利用すると良いでしょう。これらの製品は歯垢の形成を抑える効果があります。
ドライフードは歯垢が付きにくく、歯の健康を保つのに役立ちます。特にデンタルケアを目的とした特別なフードも販売されています。
少なくとも年に一度は獣医師による口腔内検査を受けましょう。早期発見と治療が重要です。
歯周病を予防し、適切に治療することで、犬猫の生活の質(QOL)は大いに向上します。口腔内の健康は、食事を楽しむこと、痛みのない生活を送ることに直結しています。また、歯周病が引き起こす全身の健康問題も予防でき、長寿を全うするためにも重要です。
日常的なケアを続けるためには、以下のポイントを押さえると良いでしょう。
歯科処置で治療が終わりではなく、ここからが本当のスタートです。手術で終わりと考える飼い主様も多いですが、再び歯石が付かないように毎日のデンタルケアが必要不可欠です。とは言っても歯みがきが難しいご家庭が多いと思いますので、デンタルケアのアドバイスもさせていただいております。外部から講師を招き、定期的に歯磨き教室も行っております。ご興味がございましたら是非一度お問い合わせください。